研究コンプライアンス・安全管理

研究環境の安全管理Safety management of research environment

研究を行う際には、関連する法律を遵守し、安全に配慮する必要があります。


1. 研究の安全管理

放射線/放射性物質、遺伝子組み換え/動物実験/病原性微生物/輸入禁止動植物・微生物/特定外来生物/麻薬・更新契約・覚せい剤を用いるライフサイエンス実験を行う場合には、講習や、実験従事者の登録、実験計画の承認が必要になります。詳しくは次の情報を確認してください。

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本件についての問い合わせ窓口

研究推進部研究企画課推進企画係 TEL.029-853-2926

E-mail:kenkyu.s-kikaku[at]un.tsukuba.ac.jp ※[at]は半角@に替えてください


2. 薬品・実験廃棄物等の管理

筑波大学では、多様な教育研究活動が展開されており、様々な分野において多種多様の化学物質が使用されています。事件事故、健康障害等の防止に向けて、化学物質は厳正に管理するとともに、有害廃棄物についても適切な処理を行ってください。

また、環境に配慮した利用と排出基準を守るために、排水処理に関する正しい知識を身に付け、実験などを行う際には常に念頭に置いて処理してください。安全衛生講習会も開催されていますので、詳しくは筑波大学環境安全管理室の情報を確認してください。

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3. 安全保障輸出管理

企業等による製品の輸出を主な対象にしていた安全保障輸出管理ですが、2005年以降、先端的な研究開発や教育を行う大学においても、保有する装置や技術の安全保障輸出管理が強く求められるようになってきています。筑波大学でも安全保障輸出管理を行っています。安全保障輸出管理とは無縁、と考える研究者もいますが、法令では安全保障輸出管理制度違反だと判断されることも多く、安易な自己判断は危険です。詳しくは利益相反・輸出管理マネジメント室の情報を確認し、適宜相談を行ってください。

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4. 利益相反マネジメント

近年、大学における産学連携活動が活発化しています。これに伴い、責任ある地位に就いている者の個人的な利益と当該責任との間に生じる衝突が起きやすくなってきています。筑波大学では、兼業を行うとき、企業から得られる利益・企業に負う責任と大学における教職員等の責任が両立しない状況になったとき、などの状況に対応するため、利益相反ポリシーを制定しています。詳しい情報は利益相反・輸出管理マネジメント室の情報を確認し、状況に応じて相談を行ってください。

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5. 生物材料の保管について

東日本大震災を踏まえて、生物材料の被害を回避し、耐震性が担保された施設に集中保管するため、つくば臨床検査教育・研究センターと血清等検体保管契約が締結されています。つくば臨床検査教育・研究センターでの集中保管を希望される場合は、下記学内専用ページに記載する方法に基づき手続きを行ってください。

保管対象

血清、血漿(添加物EDTA・クエン酸・ヘパリン)、髄液、尿

保管場所

つくば臨床検査教育・研究センターの検体保管室に設置された「-80℃冷凍庫内」

保管料の支払方法

検体保管に係る利用料金の請求書は、四半期ごとにつくば臨床検査教育・研究センターから所属の支援室又はセンターへお送りします。担当事務を通して研究費等からお支払ください。

 

本件についての問い合わせ窓口

研究推進部研究企画課総務係 TEL.029-853-2924

E-mail:kenkyo[at]un.tsukuba.ac.jp ※[at]は半角@に替えてください


6. 遺伝資源の取扱いについて

 名古屋議定書の締結(H29.5.22)により、生物の多様性に関する条約に対して、従来に比べてより厳密な対応が必要になりました。

 海外において生物サンプル(遺伝資源)を取得し利用する場合、これに先立ち、提供国の法律を確認し、必要な手続き(ABS手続き)を行う必要があります。

 詳しくはこちら:遺伝資源の取得の機会及びその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分

 

本件についての問い合わせ窓口

ABS相談窓口:研究推進部研究企画課推進企画係 TEL.029-853-2926

E-mail:abs-idenshigen[at]un.tsukuba.ac.jp ※[at]は半角@に替えてください