筑波大学人間系では、活動の一環として平成24年(2012年)度より「人間系コロキアム」を開催しています。
本コロキアムでは、人間系教員 宮本 昌子 先生による講演会を予定しております。
コロキアムは以下のとおり、オンライン開催としております。皆さまのご参加をお待ちしております。
日 時: 2025年5月14日(水)12:15〜13:15
※質疑応答も含めての時間としております。
場 所: Zoomによるオンライン開催(事前登録制)
参加方法: こちらのフォームから登録してください。
https://forms.gle/toHooXuBjZtcMK7n7
(登録したメールアドレス宛にオンライン参加のためのURLを送付いたします)
題 目: 神経多様性を肯定した新たな言語・コミュニケーション教育法開発の試み
筑波大学人間系障害科学域 宮本 昌子 先生
講演内容:
日本人の約1%に吃音、7〜8%に読み書き障害、10%に構音障害が生じると推定され、言語発達障害や重複例を考慮しても約1000万人がこれらの言語・コミュニケーション障害に該当する可能性がある。医療的な介入で改善する場合もあるが、重症度によっては慢性化し、本来有しているはずの能力が発揮されないことが懸念される。神経多様性の議論からは、イノベーターとしての人材を損なう可能性も危惧されている。
国際的には、能力主義に偏らない、強みを重視した指導が児童のQOLやWell-beingを高めることを実証した研究が報告され、指導法の転換が求められている。言語・コミュニケーション障害のある児童を対象とした、多分野の協同による新しい指導介入方法や効果測定法を開発する過程を発表する。
お問い合わせ先:筑波大学人間系リサーチラウンジ
(research#@#human.tsukuba.ac.jp)
「#@#」を「@」に置き換えてください。