産学連携が推奨されている今日、知的財産の取扱いを知らないが故に、契約等でぎくしゃくしたり、損をしたり、トラブルが生じたりしています。特に受託研究においては、多くの大学本来の権利の取りこぼしが散見されています。それらの基本的な話から、特許取得のノウハウや、研究成果からの特許の創出のコツ等を、 講師の特許の審査・審判・裁判の実務経験をもとに、ご紹介頂くセミナーを企画しました。知財に興味がある人も、ない人も、奮ってご参加頂ければ幸いです。
開催概要
- 日時:2018年1月29日(月) 13:15-15:15
- 場所:筑波大学 総合研究棟A 111
- 対象:筑波大学所属の教職員
- 講師:佐田 洋一郎氏
山口大学・学長特命補佐・知的財産センター長、山口ティー・エル・オー代表取締役社長(兼任)
○講師について
通商産業省(当時)入省後、特許庁出向、特許庁審判部部門長等を経て平成26年より現職。内閣官房知的財産戦略本部委員、経済産業省標準化官民戦 略会議委員、文部科学省産学共創プラットフォーム推進委員会委員などを歴任する。主な監修書籍は「大学と研究機関のための『知的財産教本』」「大 学研究者・学生・知財実務者のための『特許読本』」「大学と研究機関、技術移転機関のための『知財契約の実践的実務マニュアル』」。他著書多数。
講演内容(できるだけ旬の情報を提供して頂くため、変更はご了承ください)
- 組織的対応が求められる大学知財
- 大学が知財を扱う目的とは?
- 産業界から囁かれている「大学の研究室はレジ係のいないレストラン」
- 大学における知財の第3のミッション(安全保障)とは
- 大学知的財産の新たな視点( 知的財産権だけでない新たな価値)
- 教科書に載っていない これが特許取得のノウハウだ!
- 多くの大学で取りこぼしている受託研究の成果物
- 研究者が混同している発明の寄与率と持ち分(特許を1%でも持てば100%実施できる無体財産権の仕組み)
- 大学で無視できない著作権、意匠権、商標権相互の関係
- 研究支援者に求められるサイエンスから知財を生み出す目利き力
- 研究支援者も知っておきたい研究現場のコンプライアンス
申し込む