リサーチユニット総覧(Research Unit Magazine)

新たな学問領域の確立と教育への 展開を目指す
国際公共政策研究リサーチユニット

代表者:五十嵐 泰正    
他のメンバー:古田 博司  黄 順姫  柏木 健一  近藤 康史  森 直人  

ウラノ エジソン ヨシアキ 赤根谷 達雄 樽川 典子 関根 久雄 東野 篤子

キーワード: グローバリゼーション、国際人口移動、危機管理、社会保障、地域振興

19-igarashi01 グローバル、エリア、ナショナル、ローカルといったそれぞれのレベルでの政策は、密接に関係しています。都市社会学、国際移動論の専門家である五十嵐先生を代表者に、現代の公共性の在り方を多角的な視点から検討し、国際公共政策というディシプリンの確立と大学院における実践的な教育への展開を目指しているのが、リサーチユニット「国際公共政策研究」です。

 

伝統的な学問領域に横ぐしをさす

 本リサーチユニットには、国際関係学、社会学、政治学の3分野の研究者が集まっていますが、国際公共政策というディシプリン(学問領域)を、単なる伝統的なディシプリンの寄せ集めという形ではなく、それらを有機的に連関させて、実践的でアクチュアルな学問分野の共通認識やアイデンティティを打ち出すことを目標に結成したものです。定期的な研究会の中では、国際人口移動、危機管理、地域振興、社会保障といった公共的な課題において、各メンバーがこれまで培ってきた研究や社会的な実践が、この新しいディシプリンに対してどのような位置にあるのかというところから議論を始めていきました。また、このユニットには、研究の分析のレベルにおいても、ローカルからグローバルまでさまざまなスコープを持つメンバーが集まっていましたが、普段は意識が薄くなりがちな異なるレイヤーの間の相互連関を意識して議論を深めたことは、非常に刺激的なものでした。

 

 

 

 

 

 

 

トランスファラブルなスキルを身に着けるプログラム

 

 社会学分野、国際関係分野といった伝統的なディシプリンとは一味違う、新たな視座を持った学生養成カリキュラムを構築しました。我々の活動は、教育の質的な向上を目指した専攻FD活動(Faculty Development)とも連動しています。内外の研究者と実践的な課題解決に向けた議論を深めていくだけでなく、特に大学院教育への展開を重視したことが大きな特徴です。各メンバーの企業、自治体、NGO、マスメディアなどとの協働的な経験をフィードバックし、実践
的な課題解決を志向する研究者育成に留まらず、さまざまな立場で公共的な課題解決に参画する人材を育成する教育プログラムの確立を模索しました。

図1:リサーチユニット「国際公共政策研究」概念図

図1:リサーチユニット「国際公共政策研究」概念図

 

社会への貢献・実績

● 2014.6.25 2014 年度第1回研究会
● 2014.9.24 2014 年度第2回研究会
● 2014.10.29 2014 年度第3回研究会
● 2014.12.26 2014 年度公開研究会(宮内泰介・北海道大学教授を招聘)
● 2015.1.28 2014 年度第5回研究会
● 2015.3.19 2014 年度第6回研究会