釜江陽一 Yoichi Kamae

国際テニュアトラック制度の活用とメリット(UCSDスクリプス海洋研究所:釜江助教)042717

 

UCSDスクリプス海洋研究所に派遣中の釜江助教の滞在報告が、日本気象学会機関誌「天気」に掲載され、報告の中では国際テニュアトラック制度のメリットについても述べられています。本報告を元に記事を作成いたしました。

 

 国際テニュアトラック制度の活用とメリット(UCSDスクリプス海洋研究所:釜江助教)

 

 釜江助教は2015年9月からUCSDスクリプス海洋研究所のShang-Ping Xie教授のもとで、気候変化の予測とその物理メカニズムに関する共同研究を進めている。同研究所は1903年に設立され、世界屈指の海洋・水産・地球科学分野の研究所で、その立地はリゾート地として有名なラホヤ地区にあり、治安も良く海岸沿いで標高差もあり、釜江助教によると「自然・人文地理学的にも興味深い環境」にあるという。

 

  また「研究室の生産性は質・量ともに高く、学生が複数の教員から指導を受け、複数の研究テーマをかけ持ちしながら、論文を次々に発表し、ポスドクの多くは、この研究所での活動をステップにして、国内・国外へのテニュアポストを得ることを強く目標としており、常に良い刺激を受けている」と述べている。

 

 「複数のメンバーと研究の進捗や直面している壁、参加したワークショップや国際会議での情報を共有しているうちに、お互いの長所を活かしたオリジナルな共同研究のアイデアが浮かんでくることがある」と、自身の研究を発展することができる環境に身をおいていることが滞在報告から伝わる。

 

  釜江助教は「半年以上の中・長期間に渡って滞在し、研究を行うことのメリットは大きい」と述べ、筑波大学の国際テニュアトラック制度により「将来の職の心配や多忙な業務から解放され、派遣先での研究活動に専念することができる」と本制度のメリットについても記している。

 

写真:「釜江助教がオフィスを持つUCSDスクリプス海洋研究所の研究棟」

 

 筑波大学研究大学強化促進事業の一環として行われている国際テニュアトラック制度を活かした釜江助教の研究活動の飛躍向上と国内外での更なる活躍を今後ぜひ期待したい。

(記事作成:本部URA)

 

引用元記事

 

 天気63巻11号「若手研究者6名による海外研究滞在の紹介」

(URL:http://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2016/2016_11_0067.pdf

著者:釜江陽一、ほか5名