リサーチユニット総覧(Research Unit Magazine)

楔形文字文書から明らかになる 古代文明
古代オリエントリサーチユニット

代表者:山田 重郎    
他のメンバー:池田 潤  柴田 大輔  

前川 和也 中田 一郎 月本 昭男 前田 徹 吉田 大輔 唐橋 文 山田 雅道 川崎 康司 渡井 葉子 Ali Yahseen hmadDominique Charpin Philippe Clancier Mordechai Cogan Rocio Da Riva Jean-Marie Durand Eckart Frahm Grant Frame Andreas Fuchs Uri Gabbay Andrew R. George Michaël Guichard Nils Heeßel Ivan Hrůša Shlomo Izre’el Stefan Jakob Lionel Marti Stefan M. Maul Wiebke Meinhold Jamie Novotny J.Nicholas Postgate Walther Sallaberger  Eleanor Robson Hans-Peter Schaudig Martin Worthington Nele Ziegler

キーワード: 古代西アジア、楔形文字学、アッシリア学、セム語学、メソポタミア

17yamada01 今から約5千年前に現在のイラク南部で人類最古の文字システムが生まれました。葦で作ったペンで粘土板に書かれたこの楔形文字文書は、シュメル語、アッカド語、ヒッタイト語など多くの言語で書かれ、古代西アジアの人間社会の諸相を記録しています。西アジア地域に由来する、この楔形文字文書を中心に、古代オリエント(古代西アジア)の歴史・文化・言語を研究しているのが、リサーチユニッ
ト「古代オリエント」です。

図1:シリア テル・タバン遺跡(2010)

図1:シリア テル・タバン遺跡(2010)

 

 古代西アジアの世界に触れる

図2:柴田准教授 粘土板復元作業 シリア ハッサケ(2010)

図2:柴田准教授 粘土板復元作業 シリア ハッサケ(2010)

 本リサーチユニットでは、メソポタミアを中心とする古代西アジア世界の歴史、社会、文化、言語について、包括的に研究を行っています。現在、特に中心的に推進している研究は、①前二千年紀の北メソポタミアの社会と文化の研究、②前一千年紀の歴史と歴史記述の研究、③古代西アジアの諸言語の言語学的研究です。これらの重点課題は、粘土板文書など、原資料の体系的な分析に基づいています。

 

 

 

 

 

新文書の解読と研究

 

図3:テル・タバン出土養子縁組契約文書(前15~14世紀)

図3:テル・タバン出土養子縁組契約文書(前15~14世紀)

 シリア北東部に位置するテル・タバンで発掘された粘土板文書を使って、紀元前2千年紀の上部メソポタミア社会の様子について研究を行っています。研究が進むと歴史、行政、法、政治、教育、宗教文化の詳細が明らかになります。
   また、各種楔形文字文書の音訳を作り、英語の訳と訳注をつけていくことで、当該分野の歴史と文化の解明に取り組む世界中の研究者が利用できる資料集の作成を進めています。

 

 

 

 

 

社会への貢献・実績

● シンポジウム「クルド自治区(イラク共和国)における近年の考古学的調査」
 ( Recent Archaeological Research in Kurdistan-Iraq)」
  2013年10月24日、筑波大学東京キャンパス122 講義室 
● シンポジウム「西アジア・北東アフリカ史における「政治」と「宗教」」、
  2013年7月26日、筑波大学総合研究棟B108 講義室 
● 国際会議:“ Cultures and Societies in the Middle Euphrates and Habur Areas in the
  Second Millennium BC: Scribal Education and Scribal Traditions”
  2013年12月 5-6日、筑波大学筑波キャンパス
● 国際会議:“ Interaction, Interplay and Combined Use of Different Sources in Neo-
  Assyrian Studies: Monumental Texts and Archival Sources”
  2014年12月11-13日、筑波大学筑波キャンパスならびに筑波国際会議場