筑波大学URA研究戦略推進室は、研究者が研究に専念できるよう「事務作業の効率化」を目標に、既存の学内業務のあり方を見直すとともに業務効率化を助ける新システムの開発・普及を行っています。研究者の事務作業をスリム化する直接的効果と、研究者をサポートする職員の業務をスリム化することで、職員による研究者サポートが豊かになるという間接的な効果も期待しています。多様な事務職員との連携で、国全体で進むデジタルトランスフォーメーション(DX)の流れを先取りし、既存業務の要点を押さえたより効率的なシステムの開発を行います。
「筑波大学で研究を行うための必要・有用な情報はもれなくここから辿れる!」という旗印のもと、研究推進部とURAの情報を一元的に発信する目的でURAが構築し、研究推進部と共同で運営しています。
研究者と研究支援担当職員などをターゲットに、研究をする上で必要な手続き、活用できる制度、イベント開催、学内研究者の研究成果などの最新情報を発信しており、日々の研究生活を便利にするためにブックマークしていただきたいサイトです。開設から7年目の2020年度はアクセス数月間平均約18,000に増加。機能面では、研究者の記事に特化したデータベース「学者の杜」を充実させました。
公的資金、民間財団助成、学内公募事業などすべての研究資金公募情報を収集し一元的に公開することを目標に、それまで学内で整備していた競争的資金情報サイトの刷新版としてURAが構築し、研究推進部外部資金課と共同で運営しています。申請時期や研究分野、用途等で公募情報を絞り込み検索できるだけでなく、関心の高い分野を登録すると新着情報がメールで受け取れるメールマガジン機能も備えるこのサイトは、学内者限定公開にもかかわらず月間平均約1万件のアクセスを誇ります。公募情報の内、助成団体の公募情報を専門業者から購入し、学内者向けの情報を追記するシステム設計としたことで入力手間削減を可能にし、年間約2,600件の公募情報発信が実現しました。
※学内IPアドレスからのみアクセス可
e-Rad応募システムの筑波大学版として開発しました。従来、メールや紙ベースで行われていた煩雑な業務フローを電子システムに一本化し、省力化・高速化・締め切り厳守などを実現しました。研究者・事務職員双方の負荷軽減につながり、特にテレワーク環境で真価を発揮しています。2020年導入以来、9部署、43件の活用実績があります(2021年2月現在)。