2021.12.21
筑波大学URA研究戦略推進室は、2021年12月8日に「UT-RUB Researchers Matching Kickoff Meeting–Religious Studies/
Closed Carbon Cycle Economy」をオンラインで開催しました。このオンラインミーティングは、筑波大学とドイツのルール大学ボーフム(RUB)宗教学センターおよびクローズド・カーボン・サイクル・エコノミー(CCCE)研究部門の研究者をつなぐことを目的とし、RUBの国際オフィスのアドバイザーRandolph Galla氏との協働で実現しました。今回は「宗教学」と「CCCE」という2つの研究分野について、筑波大学のURAおよびRUBの研究者兼サイエンスマネージャーなどが参加しました。
10名の参加者の自己紹介の後、「宗教学」と「CCCE」のルーム分かれ、それぞれ陳URA、加藤URAの司会のもと、筑波大学の部局URAとRUBのサイエンスマネージャーが、関連する部局や研究者を紹介し、共同研究の可能性について意見交換を行いました。
「宗教学」ルームでは、まず齊藤URAより筑波大学人文社会学研究科、特に人文学位プログラムの哲学・思想サブプログラムおよび歴史・人類学サブプログラムについて紹介があり、共同研究の可能性がある研究者についても紹介されました。続いて、RUBのTim Karis博士より、自身が責任者を務めるThe Center for Religious Studiesについて、特にBuddhistRoad(仏教の道)やDiGA(Digitization of Gandharan Artefacts; ガンダーラ工作物)など、大型研究資金により実施されている研究プロジェクトなどについて紹介がありました。
「CCCE」ルームでは、まずRoland Span教授よりRUBにおける非常に学際的な9つの研究部門、特にその中で自身が代表するCCCE研究部門と最近完了したERA-ACTプロジェクトELEGANCYなどについて紹介がありました。また、2022年8月にRUBが主催し理科系、社会系の研究者が集合する会議International Conference for Applied Energy (ICAE)への筑波大学からの参加も勧められました。続いて、栗山URAより筑波大学ビジネスサイエンス系について紹介があり、筑波大学における立本教授の産業用IoTのためのグローバルエコシステム研究の例、また、CCCE研究への適用の可能性などが示されました。
どちらのルームにおいても、両校のプレゼンに基づいて共同研究への候補研究者に関する意見交換がなされました。最後に全員がメインルームに集まり、意見交換の成果と研究者マッチングのための今後の行動計画を確認しました。
「脳科学」分野のための同ミーティングも来る12月21日に開催されます。筑波大学URA研究戦略推進室は、今後も筑波大学とルール大学ボーフムとの共同研究の可能性を求めて、積極的に支援活動を行っていきます。
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