研究者の皆さんと共にクリエイティブなチャレンジをしていきたいです!
研究活動での悩みや、それ以外の些細なことも気軽にご相談ください。中国語・英語の言語力、国内外のネットワーク等を活かして、新しい発想を提供できたらと思います。
これまでどのような道を歩んできましたか?
- 中国から日本、そして世界へ
- 中国の壮絶な大学受験で第一志望校に落ちて以来、私は多くのまわり道をしています。大学4年の時に進学した研究室の先生の講演会を聞く機会があり、日本に留学することを決めました。高齢者介護予防を中心とした都市計画に関する研究に専念する中で学問の喜びと面白さを実感し、その後は文部科学省国費外国人留学生として博士後期課程に進学しました。日中間の政治的な影響を受けて苦労することが多々あり、博士後期課程在学中に熊本県中国学友会(中国駐福岡総領事館が指導する団体)の会長を務めた際には、両国間の民間友好交流、在日中国人留学生同士や科学研究機構同士の学術交流を促進し、留学生の直面する困難の解決に取り組みました。その結果、中国駐福岡総領事館から中国学友会九州地区優秀会長として表彰していただきました。最初は日本語がまったく話せず不安で眠れない夜もありましたが、このまわり道人生で得たたくさんの経験が現在の大きな力になっています。 また、博士後期課程在学中にスウェーデン王立工科大学にて福祉に関する建築のプロジェクトに参加し、世界中の優秀な研究者が協働しながら最先端の研究をしている姿に触れられたことに大変刺激を受けました。人生を変えてくれた日本で、大学の外交的役割を果たすURAとして国際研究促進に貢献したいと思い、筑波大学URA研究戦略推進室の一員となりました。
仕事をする上で大切にしていることは何ですか?
- 情熱と柔軟性
- 変化が激しい時代においても仕事への情熱を捨てず、自分を充電し、更新、再構成できるようにしていたいです。URAの仕事においては、常に研究者の立場で物事を考えるように意識しています。些細な悩みにも耳を傾けて、研究者の可能性を広げていく一助となりたいです。
今後の目標や展望を教えてください。
- 国際的な活躍を支えるURAに
- これまでURAとして、国際グラント獲得、国際共同研究促進シンポジウム、大型競争的資金獲得、国際機関・政府と連携した研究者のネットワーク構築等にチャレンジしてきました。今後も研究者の方々にとっての信頼できる仲間となり、世界で輝ける存在となるのを全力でサポートしていきたいです。
研究者にとって、分野外の研究者との人脈を築くこと、国際的な活動に取り組むことは大切かと思います。世界中の優秀な研究者、研究機関との架け橋となり、国際共同研究を積極的に促進していきたいです。