筑波大学URA研究戦略推進室

科研費獲得サポート

科研費獲得支援の高度化・活性化

研究者にとって科研費獲得の意義は、「資金獲得 → 研究実施による発明・発見 → 論文・著書出版 → 次なる計画の資金獲得→・・・」というアカデミックサイクルを活性化させるうえで最重要の研究資金であり、採択実績は研究者としてのキャリアアップに欠かせない評価になります。また、大学組織にとっても科研費採択数や金額は大学を評価する指標のひとつでもあります。

科研費獲得におけるURAの役割

科研費制度の概要、制度の変更点の情報収集と展開および経費計算確認は主に事務職員が担っています。その支援のもと、研究者は自身が目指す研究を構想し申請書を作成します。事務職員は申請書が制度に沿って成立するかチェックし、応募手続きを完結させる業務を行います。
URAは、研究提案が審査のポイントを押さえているかチェックし、審査員を魅了し納得させる書きぶりになるよう磨き上げるプロセスをサポートします。
このように筑波大学における科研費獲得は教職協働で成り立っています。

URAの科研費獲得支援

自分が推進する研究提案を高く評価されるよう、訴求力のある申請書類にまとめることは、科研費獲得の目的のみならず、研究者がキャリアを切り拓いていく上で必須のスキルです。筑波大学URA研究戦略推進室は、科研費獲得を通じて、研究者自身が目指す研究を実現するためのスキルアップを支援します。その目的のため、最新情報の収集・傾向の分析を行い、獲得のためのノウハウを学内に発信し、各部局にマッチする科研費獲得支援を企画・実施します。また、情報共有や勉強会を通して全学URAの支援の質向上に努めています。
※URAによる科研費獲得支援情報はCOTREで随時発信しています。

詳しくはこちら

「科研費応募書類 書き方の手引き」

研費応募書類の書き方にはセオリーがあり、不慣れな研究者も一度理解してしまえば応募書類作成力が飛躍的に向上します。筑波大学URA研究戦略推進室は、2015年から科研費応募書類作成に役立つTipsやノウハウをまとめた冊子を、審査制度の変更等に合わせて改訂し、学内者限定で配布しています。

科研費ヘルプデスク

科研費の研究計画調書を書きだしてみたものの「研究構想がまとまらない」「研究計画調書に落とし込めない」「前年不採択になった応募書類をどう改善すべきか判断できない」という研究者の声が多いことから、毎年春から夏にかけてヘルプデスクを開設しています。
科研費の審査においては、自分の研究分野よりやや広い分野の専門家である審査委員に価値を認められる必要があります。専門分野外のURAとのディスカッションにより、自分の研究計画を俯瞰できるようになり採択に至ったケースも多くあります。

科研費研究計画調書改善支援

URAが文章の論理構成や審査項目に沿ったチェックを行い、4~5日で改善案を返送します。部局によっては部局URAが研究分野の特性に沿う科研費イベント等様々な支援企画を立案し、応募書類のチェック等URAが多くの科研費業務をこなしています。また、すべてのURAがより質の高い支援を提供できるよう、毎年、研究計画調書改善支援を振り返る勉強会を行っています。

英語による科研費獲得支援

日本語が母語でない研究者のために、科研費説明会、ヘルプデスク、研究計画調書改善支援を英語で実施しています。この英語による科研費説明会は、日本を母語でない研究者同士の情報交換や交流の場としても機能しています。

大型科研費ヒアリング審査支援

研究者が審査委員に対して自分の研究の魅力を訴求し将来性を感じさせるプレゼンテーションを行えるよう、学内の獲得経験者を模擬審査員に選定し、模擬ヒアリング審査を実施しています。

「URAが提供する価値」一覧へ