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筑波大学計算科学研究センター・新型スーパーコンピュータ「Cygnus」運用開始

筑波大学計算科学研究センターは、演算加速スーパーコンピュータの新世代を切り拓く多重複合型演算加速スーパーコンピュータ「Cygnus」を平成31年4月1日から稼働開始します。

Cygnusは平成31年3月31日をもって運用を停止する同センターのメニーコア型スーパーコンピュータCOMAの後継機となりますが、国内初の多重演算加速装置搭載という挑戦的なシステムアーキテクチャとなっており、様々なアプリケーションにおいて、従来の単一種類の演算加速装置ではなし得なかった高い効率と低い電力での高性能計算の実現を目指しています。

スーパーコンピュータ「Cygnus(シグナス)」は、GPUとFPGAという2つの演算加速装置をもつ計算機システムであり、2つの演算加速装置を、白鳥座(Cygnus)の左の翼のすぐ上の方向にあり高い活動性を示す“Cygnus A”という銀河になぞらえてこの命名となりました。白鳥が、2つの翼で加速して羽ばたくという意味合いも込められています。