高橋阿貴 Takahashi Aki

高橋阿貴助教 攻撃行動の強度を制御する脳領域の神経伝達物質を特定 ~背側縫線核のグルタミン酸入力が攻撃行動のレベルを決定している~

攻撃行動の強度を制御する脳領域の神経伝達物質を特定
~背側縫線核のグルタミン酸入力が攻撃行動のレベルを決定している~

研究成果のポイント
1. セロトニン神経が存在する背側縫線核で、興奮性神経伝達物質であるグルタミン酸入力が増え
たときに、雄マウスの攻撃行動が過剰になることを明らかにしました。
2. 攻撃行動が過剰になるのに伴い、セロトニンの放出量が増加することも示しました。その一方
で、適度なレベルの攻撃行動をしているときには、セロトニンの放出は変化しないことも分か
りました。
3. 雄マウスの攻撃行動のレベルの決定に、背側縫線核のグルタミン酸入力が重要な役割を持つこ
とが初めて明らかになりました。

Glutamate Input in the Dorsal Raphe Nucleus As a Determinant of Escalated Aggression in Male Mice
Aki Takahashi, Ray X. Lee, Takuji Iwasato, Shigeyoshi Itohara, Hiroshi Arima, Bernhard Bettler,
Klaus A. Miczek, Tsuyoshi Koide
Journal of Neuroscience
The Journal of Neuroscience, 22 April 2015, 35(16): 6452-6463; doi: 10.1523/JNEUROSCI.2450-14.2015