イベント

研究者のためのターゲティング・ストラテジー ~4人の専門家と「価値」を伝える情報発信を考える 2019.3.26Information Strategy for Researchers

いま研究者は、グローバルな競争に晒されつつあります。

そんな状況で頭角を現わすために

研究内容の本質的価値はもちろん、戦略的な情報発信が必要です

同じ分野の研究者、そして企業や社会に向けて

研究者は何を伝えるべきなのでしょう。

このたび筑波大学は、論文誌エディター、異分野融合請負人、

投資家、研究者として活躍する4名とともに

研究者による情報発信の在り方を考えるためのセミナーを開催し

参加者のみなさまと、研究者の情報発信戦略を考えます。

 

Information

  • 日時:2019年2019年3月26日(火)15:15〜19:00
  • 場所:筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS棟)1階講堂
    【アクセス】https://wpi-iiis.tsukuba.ac.jp/japanese/access/
    国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS棟)の駐車場はご利用になれません。
    当日は医学エリア駐車場のゲートを開放しますのでご利用ください。医学系駐車場へはゆりのき通りから大学構内へ入場してください。

 

注意事項

  • 横山チャールズのレクチャートークは英語で行われます。(対談は逐次通訳がございます。)
  • 申し込みは先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます。
  • 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS棟)の駐車場はご利用になれません。当日は医学エリア駐車場のゲートを開放しますのでご利用ください。医学系駐車場へはゆりのき通りから大学構内へ入場してください。
  • 当日の模様は、外部メディアで掲載される可能性があるほか、筑波大学、ロフトワークの広報活動(テレビ局、新聞社、ニュースサイト等の取材・情報提供を含む)で使用される場合がございます。

 

Timetable

14:30|開場

15:15-15:25
Introduction「『届かない研究成果』に価値はないのか?」
加藤英之(筑波大学)

15:25-15:40
Presentation「人を『巻き込む』ための情報発信」
山本洋平(筑波大学)

15:40-16:10(5分質疑)
Lecture「数多の論文のなかで勝ち抜くために」
横山チャールズ(東京大学/元『Neuron』エディター)

16:10-16:35(5分質疑)
Lecture「情報発信・異分野融合・学問」
宮野公樹(京都大学)

16:35-17:00(5分質疑)
Presentation「あなたの研究が世界を変えるために」
中島徹(Mistletoe CIO)

17:00-17:45
Discussion「研究者の『伝える』に足りないこと」
横山チャールズ、宮野公樹、中島徹、加藤英之

17:45-19:00
懇親会

 

登壇者プロフィール

横山チャールズ Charles YOKOYAMA

 理学士(生化学)をミシガン州立大学、理学修士(生物学)をマサチューセッツ工科大学、理学博士(神経生物学)をワシントン大学シアトル校で取得。シナプス前神経終末における電位依存性イオンチャネルおよびその関連タンパク質の機能および調節について研究を行う。その後、第二のキャリアとして国際誌『Neuron』のシニア科学エディターに転身し原著論文や総説の査読管理に従事。現在はリサーチアドミニストレーターとして、経営管理や科学コミュニケーションの支援指導、さらには学際的共同研究を進めるためのチームサイエンスを促す研究エコシステムの創成に力を注いでいる。

宮野公樹 Naoki MIYANO

 京都大学学際融合教育研究推進センター准教授。1996年立命館大学理工学部機械工学科卒業後、2001年同大学大学院博士後期課程を修了。2010年から京都大学産官学連携本部特定研究員、2011年より現職。思索と実践の自由な場を大学内で創出することで、分野を越えた横のつながりを生み出す試みを行っている。主な著書に『研究を深める5つの問い』〈講談社〉、『異分野融合、実践と思想のあいだ。』〈ユニオン・エー社〉がある。最新刊は『学問からの手紙 時代に流されない思考』〈小学館〉。

中島徹 Toru NAKAJIMA

 東芝に入社後、研究開発センターにて無線通信の研究・無線LANの国際規格の標準化・半導体チップ開発業務に従事し、数十件の特許を取得。2009年から産業革新機構に参画し、ベンチャーキャピタリストとして、WHILLやイノフィス等、日本と米国シリコンバレーでロボティクス、IT、ソフトウエア系の出資を手掛ける。エンジニア経験を生かして投資先の業績改善にハンズオンでコミットし、中村超硬の上場や複数のスタートアップの売却などを実現。2016年にMistletoeに参画、2017年11月よりChief Investment Officerとして14カ国での投資活動の全般を統括。

山本洋平 Yohei YAMAMOTO

 筑波大学数理物質系教授、株式会社プリウェイズ代表取締役。1998年大阪大学理学部化学科卒業、2000年に大阪大学大学院理学研究科化学専攻博士前期課程修了、2003年に同博士後期課程修了。2002年から2005年まで日本学術振興会特別研究員、2005年から2010年まで科学技術振興機構研究員。2010年から筑波大学数理物質系准教授を務めたのち、2018年より現職。現在、有機分子や高分子の自己組織化と発光材料、レーザー材料への展開に関する研究を進行している。同研究に加え、国際連携や国際交流にも力を入れている。2018年4月、プリンタブル電子回路技術などを手がける株式会社プリウェイズを創業。

加藤英之 Hideyuki KATO

 筑波大学URA研究戦略推進室 チーフリサーチアドミニストレーター。1992年、素粒子論の研究で理学博士を取得(首都大学東京)、特別研究員PD(東京大学)。1994年より理化学研究所にて脳の情報処理の研究を始める。玉川大学での研究プロジェクト研究員を経て2002年よりニューヨーク大学 脳神経センターで電気生理学者の下で数理的研究を行う。2005年に帰国し理化学研究所BSI 副研究室長を経て、2007年にBSI­トヨタ連携センターで研究室を立ち上げ、脳の情報処理機構の精密計測に基づく脳型情報処理手法(AI)の開発を行う。2012年より現職。